フェイシャルエステとケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、グリコール酸などのフルーツ酸やサリチル酸など植物の酸を使用して、皮膚の角質や表皮、肌の真皮まで化学的に溶かすことで、皮膚の新陳代謝を促し、にきび痕や肌のトラブルを治療したり、肌のクスミ、色素沈着を改善したりすることができます。
治療目的により、ケミカルピーリングに使用する薬剤や皮膚をピーリングする深さが変わります。

使用される代表的な薬剤はAHA(アルファヒドロキシ酸)でフルーツ酸と呼ばれ、グリコール酸、乳酸などが使われます。
他にTCA(トリクロール酢酸)、フェノール、ジェスナーズ液、サリチル酸が使われます。

以前は、フェイシャルエステでケミカルピーリングも積極的に行われていましたが、安全基準が明確にならないまま、広がったことで一部のエステで皮膚トラブルの被害が増加しました。
そのため、現在、ケミカルピーリングは医師のみが行える医療行為となっています。

医療機関で専門知識を持つ医師によって安全かつ効果の高いケミカルピーリングをメディカルピーリングと呼ぶこともあります。
エステで行うピーリングは、天然植物成分だけを使用した皮膚のリフレッシュケアなどに変わり、安全性を高め、毛穴引き締め効果や美白、たるみケア、ニキビ痕などに効果的です。

 

フェイシャルエステのイオン導入

フェイシャルエステの一つであるイオン導入は、イオン補給とも言います。
ビタミンCやプラセンタなど美容成分を電気分解してイオン化し、イオンの反発力により、肌のイオンバランスをコントロールしながら、肌の奥深くまで美容成分を浸透させていくトリートメント方法です。

美容成分を服用したり、注射で注入したりすることでは得られない、イオン化された水溶液中の成分を多量に効率よく肌の奥深くまで浸透させられるので、ハリのあるみずみずしい肌を作ることができます。
また、シミの原因であるメラニンの活動を抑制し、ニキビ跡の赤みの改善や美白効果も期待できます。
イオン導入を行うと普通に美容成分を塗っただけの場合と比べて20~50倍以上の浸透力があり、1回のフェイシャルエステで肌の質感が変わるのを実感できるとされます。

イオン導入とは別にイオン導出という方法もあり、毎日のケアで落としきれない皮脂や毛穴の汚れ、老廃物を取り除き、血行を良くして新陳代謝を活発にする作用があります。
イオン導出の後にイオン導入を行えば、より効果的です。
毎日のケアで保湿や栄養補給は必要ですが、スペシャルケアとしてイオン導入をプラスしていくと良いと思います。